もしあなたがIT担当者なら、あなたは技術に精通し、テクノロジーを愛し、実務が好きで、問題のトラブルシューティングから解決策を見つけるまでのスリルを楽しんでおられることでしょう。とはいえ、問題のトラブルシューティングと修正に一日中かかり切りになりたいわけではないはずです。ほかにも楽しい仕事はあります。IT担当者は、売上や収益の向上を図る会社を支援する中で戦略的になることができます。

ITをめぐる複雑さは増すばかりですが、良いニュースとしては、有能なIT担当者の必要性も高まり続けていることが挙げられます。一方、悪いニュースは、今も問題修正への対応に苦戦しているIT担当者には、事業変革を促すための戦略的プロジェクトに集中する時間はないだろうということです。

そこで、問題が自動的に修正されれば素晴らしいと思いませんか。はたして実現できるでしょうか。Ivanti Neurons for Healingが目指すのはまさにそこです。では、その目標に到達するための方法についてご紹介したいと思います。

シフトレフト戦略

「シフトレフト」戦略についてご存じの方も多いでしょう。シフトレフトの背景にある主な考え方は、問題解決などの作業を極力エンドユーザー側に移そうとするものです。シフトレフトのソリューションでは、問題解決を自動化し、その機能を問い合わせ窓口のアナリストが手元で操作できるようにします。さらに望ましいのは、自動化されたソリューションをエンドユーザーが直接利用できるようにして、ユーザーによる問題の自己解決を可能にするという考えです。いずれの場合も、当社では解決を元の問題に近い場所に移しました。つまり「シフトレフト」を行ったということです。

最終目標: Ivanti Neurons for Healingによる自己修復

シフトレフトは、ハイパーオートメーションを経て、デバイスに自律的に自己管理させるという最終目標へとつながる戦略です。けがを負った人間の体に治癒能力があるように、問題が発生したデバイスに自己修復させることができれば素敵だと思いませんか。これにより、IT担当者が抱える多くの仕事が軽減あるいは解消され、エンドユーザーエクスペリエンスが向上することが期待されます。

一例として、ハードディスクの空き容量が少なくなっているデバイスを思い浮かべてみましょう。エンドユーザーが一部のプログラムを実行できなくなるリスクにさらされたり、デバイスでソフトウェア更新プログラムや重要なパッチを取得できなくなる可能性があります。自己修復機能を備えたデバイスなら、その窮地を検知し、自動的にハードディスクの空き容量を増やす手順を実行して、ユーザーが不満を感じることや、IT担当者がソフトウェア更新プログラムやパッチの作業に失敗することを未然に防ぐことができるでしょう。リモートワーカーがニューノーマル(新しい日常)になることで、自己修復の目標に向けて解決の自動化を進めることの重要性がより一層高まります。

目標に向けたステップ

自己修復機能を備えた環境には、一朝一夕で到達できるものではありません。Ivanti Neurons for Healingには、以下のステップが用意されています。

  1. 検出: 最初のステップでは、環境内にあるものを把握します。これには、エンドポイントと、付随するソフトウェアや周辺機器が含まれるほか、ユーザーに提供されるインフラストラクチャデバイスやサービスも含まれます。
  2. 最適化: 2番目のステップでは、安全で優れたエンドユーザーエクスペリエンスを保証するための、構成やパフォーマンスに関する最適な設定を特定します。さらに、エンドユーザーがエクスペリエンスをパーソナライズして、使いやすく生産性の高いワークスペースを実現できるようにすると理想的です。
  3. 自動化: デバイスやユーザーのワークスペースのセキュリティと生産性を維持する上で最適な設定を特定したら、デバイスがその最適な状態からドリフト(逸脱)した場合に検出して、元の状態に戻すための手順を自動化して、ワークスペースのセキュリティと生産性を維持します。

この取り組みにご参加ください

皆様にはこの3つのステップの導き手となり、自己修復の実現に向けた取り組みを支援するソリューションが必要です。ぜひこの取り組みを当社と進めましょう。まずはIvanti Neurons for Healingに関するドキュメントや動画をご覧ください。また、今後もIvanti Neuronsの機能を拡充してまいりますので、定期的に情報をご確認ください。